未明に愛された過ぎし思い

過ぎ去ったあの夜明が懐かしく思い出される。

結婚してまだ二ヶ月しか経っていなかった八月四日未明、出張から二週間ぶりに主人が帰る日がやってきた。

この日が待ち遠しく、前夜から嬉しくて心が弾んでうとうとと眠りは浅かった。

主人は、前日の午後四時、東京駅発、特…