▲自慢の嫁が、俺の借金をお口で返してくれた

「もう、100万くらい行ってるんじゃね?」祐介があきれたような顔で言った。祐介は、俺の大学のときからの友達で、社会人になった今も親友だ。「いや、89万5千円だよ。ていうか、また上手くなってないか?」俺は、スマホのメモアプリを見ながら答えた。祐介とは、大学の頃からビリヤードをよくやった。そして、毎回賭けで勝負をしているが、実際にお金のやりとりはなく、こうやって数字上の金額だけを記録し続けている感じだ。それ